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2008年7月19日 (土)

島根ひとり旅

先週末は島根をふらふらしてきた。飛行機で出雲空港へ。1時間の空の旅だ。寝て行く。空港からタクシーに乗る。バスでは電車の時間に間に合わない。10時15分に乗れないと、2時間待ちだ。駆け込みで乗車できる。1両のかわいい車両だった。1時間ほどで仁万に着く。ここのサンドミュージアムを訪ねるのが、今回の旅の目的だ。少女マンガ「砂時計」で、重要な位置にあるこの場所は、世界一の1年計の砂時計がある。

三角形の建物の中に、砂時計はあった。大きい。下には同じ大きさのものが置いてある。容器はドイツ製だ。砂は東北のものだったか。砂の選定には苦労をしたという。摩擦や湿度など、1年で落ちるのを計算するのは大変だったろう。

ここはこれしかない。あとは世界中の砂が置いてあるだけだ。小さいお土産店がある。念願の砂時計を買う。ひとり2個までとある。手作りだ。15分ほど歩いて、駅に戻る。電車は1時間以上後だ。タクシー乗り場があるが、人がいない。しばらく待っていたら、タクシーが戻ってきた。「石見銀山まで行けますか」「10分くらいだよ」。なんてことだ。ここからのが近いとは知らなかった。どこにも世界遺産に行けるとは書いてない。駅にもそんなポスターは貼ってない。

世界遺産「石見銀山」に行く。タクシーを降り、バスに乗り換え奥を目指す。単なる山の中としか感じられない。坑道の中はひんやりとしていた。江戸時代につるはしで掘り進んだ跡が岩壁に残っている。水が滴り落ちてくる中を歩く。150メートルくらいか。何もないと言えば、それまでのところだ。

外に出て、遊歩道を歩く。あちこちに小さい坑道があるが、入れるようにはなってない。代官所跡を目指す。きれいな水の流れる沢添いに歩く。やっと五百羅漢まで来た。ここはパス。このあともひたすら歩くが、目的地に着かない。寂しい山道だ。険しい階段を上ったら、なんと駐車場だった。代官所ではない。ガイドブックを見ると、バスで10分くらいかかるところを歩いたらしい。どうする。どこかのおばさんも苦情を言っている。五百羅漢のところで道を間違えたらしい。商工会議所の人がふたりアンケートを取りに来た。代官所に行くバスを聞くが、わからないと言う。ではJRに乗りたいのだがと聞いても、わからないと言う。電話をかけて聞いてくれた。「3時7分にバスが出るそうです」「もう15分ですけど」。

結局、その商工会議所の人が親切に太田駅まで車に乗せてくれた。「ここは見るのは坑道ひとつと、代官所くらいですか」「そうです」「手を入れると、世界遺産にはならないのですよ」「ほとんどの人がこれだけかと言ってましたよ」「そうなんです。勉強してくるか、ガイドを有料で雇うかしないとわからないところなんです」

たぶん、2度と来ることはない世界遺産だった。オムライスを食べて、電車を待つ。出雲市に戻る。ホテルは駅前だ。チェックインして、隣の温泉に行く。やはり、山陰は足の便が非常に悪い。夕飯を食べに、駅前をぶらぶらする。1軒の地元の食材を出す店に入る。おまかせで頼む。刺身も鶏肉も美味しかった。この日は早寝をする。

朝ごはんを食べ、チェックアウトし、一畑電鉄に行く。だが電車は1時間以上後だ。バスにして、出雲大社を目指す。六十年に一度の新しいお社にしたばかりだ。中で祈祷をしていたので、一緒に拝む。ここのしめ縄はりっぱだ。下からしめ縄にお金を投げ、刺さると願いが叶うという。やってみたら、上に乗ってしまった。願はどうなるのだ。縁結びの神様なので、よき縁がありますようにと祈る。

縁結びのお茶を買いに歩き、出雲そばを食べる。バスで日御碕へ行く。昨日歩きすぎたので、足に豆が出来ていて痛む。海はいいなあ。帰りのバスにあわせ、のんびりする。ウミネコの繁殖地になっている岩がある。

出雲大社に戻り、三時のバスで空港に向かう。これしかないのだ。飛行機は7時45分だが、出雲市のバス停からなら飛行機に合わせてバスが出ているらしいが、あそこは何もない。仕方ないので早めにバスに乗るしかない。空港ではやたらと時間があった。夕飯は赤貝づくしを食べる。これは意外と美味しかった。

不便だったぞ、島根県。石見銀山よりも出雲大社のほうが世界遺産らしいがなあ。良き縁の御利益があるのでしょうか。期待するしかない。

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